どーも、こんにちは!
今日は『ミニチュアやジオラマ工作に使用する“垂直切断”のための補助道具』についてまとめていきたいと思います。
具体的には『工作において、完全スコヤと差し金のどちらを使うのがオススメか?』について解説していきます。
また、この記事はあくまで“工作として使う道具”としての視点で記事を書いていきますので、一般的な人間が使うためのイスや家具の製作に関しては参考にしない方が良いです。(そもそも対象にしている木材の厚さが違いすぎるため)
ミニチュアやジオラマ工作が好きな人はぜひ参考にしてみてください。
ではどうぞ!
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この記事の目次
今回対象としたスコヤと差し金がこちら!
今回の記事で扱っていくスコヤと差し金は以下のものになります。
スコヤがこちらのシンワ測定の商品を購入しました。
この“特撰”の文字が妙に男心をくすぐって良いんですよね、コレ笑。
また、差し金は以下の商品を購入してみました。
こちらですね。
商品名は『サンデーカーペンター』として売られています。
いきなり結論
いきなり結論から申し上げると、ミニチュアやジオラマ等の細かい工作において垂直切断をする時は、完全スコヤの方を使用しましょう。
『差し金でも垂直に切れるんじゃないの?』と思われる方も多いかと思いますが、これが非常に複雑で、『差し金でも垂直に切れない事はないけど、スコヤと比べるとやっぱり劣る』といった感じなんですよね。
上の写真でも書きましたが、『全ては短い方の部分の高さの違い』に、精度や使いやすさの違いが生じてきます。
それでは説明していきます。
差し金を切断の対象物に当ててみると…
実際に差し金をスチレンボードに当ててみるとこうなります。
これの何が問題かというと、こういった事が問題になるんですよね↓
このように、差し金の構造上どうしても上記したようなすき間が生じてしまいます。
それでも、しっかりと抑えて使用すれば問題ないかと思いますが、やはり正確性にはかけますね(^_^;)
完全スコヤを使うとこうなる
最初の方でも話しましたが、スコヤの持ち手の部分には高さがあるので、上の写真のように対象に対してビッチリと噛み合ってくれます。
精度的な面で見ても、スコヤの方が精度の高い垂直が引けます。
特に、工作に使う材料の多くが厚さ1ミリ〜5ミリくらいの商品となっているので、そういったものを切断する時にスコヤは非常に便利で心強いです!
あ、ちなみに今回購入した差し金の黒い部分は↓
このようにカッターに対しての耐性がなかったので補足しておきます。
【補足説明①】厚さがないものをスコヤで垂直切断するケース
上の写真の様に、『切断する素材に厚みがない時、スコヤで垂直切断出来るのかどうか?』について、補足説明させてください。
ちなみに写真に写っている素材は、タミヤの0.5ミリ厚のプラ板になります。
結論としては、若干精度が甘くなりますが、じゅうぶん垂直切断が可能となります。
というのも今回のケースで使用したプラ板自体に強度と硬さがあるため、プラ板とスコヤがぶつかってもプラ板自体が変形したりすることもないので、じゅうぶん垂直切りが可能となっているんですよね。
ただし、上の写真の様にスコヤとプラ板に隙間があいてしまうので、カッター等の刃の入れ方には気をつけなくてはいけません。
【補足説明②】スコヤで紙を垂直切断するケース
次に、『紙に対してスコヤを使用して、垂直に切ったり垂直に線引きができるのか?』について解説していきます。
結論から言うと、『出来なくもないけど普通のスコヤだと結構厳しい…』ですね。
一番問題となるのは、紙がペラペラで強度がないことです。
強度がないため、上の写真の矢印部分をおさえて力が加わると、紙が曲がって(歪んで)しまうんですよね…(^_^;)
あと、紙自体が薄すぎる事でどうしてもすき間が生まれやすくなります。
(ただし不可能というわけではないため、説明が難しいところですが…)
紙を切るためのスコヤは特注品でないと厳しそう…
レモン画翠というお店では、紙を切るための専用のスコヤ(カミネコという商品名)が発売されていたりします。
※こちらがカミネコのリンクになります。
なので、紙を切るためにスコヤを購入したい人は、こういったスコヤを購入するのがオススメです。
需要自体はめちゃくちゃ低いとは思いますが笑
以上、スコヤか差し金か問題のひとつの答えでした!
いかがだったでしょうか?
ここまで説明してきたように、工作においてはぜひ、スコヤを使用して垂直出しや垂直切りを行なってみてください。
工作において、垂直切りができるだけでも作品の表現の幅が広がりますので、本当にオススメの補助道具となります。
ぜひ参考にしてみてください。
それでは今日はここまでになります。
ではまた!
【今日紹介したスコヤがこちら】
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