どーも、こんにちは!
今日は、『細い木材やプラ材を大量に切断する事ができ、かつ、垂直切りや角度切りも行えてしまうという素敵なアイテム』を紹介していきたいと思います。
具体的には『1ミリや2ミリ単位の細かい木材を垂直に切りたいんだけど、カッターで切ったのでは微妙にずれるんだよなぁ…』と思われている方や、『木造の建築模型を作らなくちゃなんだけど、角材を一本一本切っていくのがダルい汗。何か木材の切断する時間を短縮する方法はないだろうか?ついでに、木材の長さを切り揃えられたら最高!』と思ってる方にとっては、最高に役立つアイテムとなっています。
特に個人的に思うのは、建築系の学生や建築模型の副業をされている方にオススメしたいアイテムですかね。
正直かなり記事が長いですが、その分めちゃくちゃ丁寧に紹介してありますので、参考にして頂ければ幸いです。
ではどうぞ!
【動画について】
記事を解説するための動画を、記事内に複数追記しました。
記事の構成としては、「動画紹介→文字でもう少し詳しく解説」という流れになっていますので、ぜひ参考にしてみて下さい!
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この記事の目次
- 1 今日紹介する商品がこちら!
- 2 基本的な使い方のイメージを動画で確認!
- 3 基本的な使い方のイメージ
- 4 実際に木材を切断する流れを見ていきましょう!
- 5 切断に適した素材を動画で確認!
- 6 切断に適した素材
- 7 切断に適さない素材を動画で確認!
- 8 切断に適さない素材
- 9 チョッパーで出来る特殊な切り方を動画で確認!
- 10 チョッパーの魅力を掘り下げる
- 11 替え刃の交換について動画で確認!
- 12 刃の消耗について
- 13 チョッパーとマイターボックス&ノコギリとの使い分けについて
- 14 【さいごに】チョッパーについてのまとめ動画の紹介!
- 15 値段を取るか?作業効率と作業精度、時間を取るか?
- 16 工作全般における役立つ知識をまとめています!
- 17 意外な盲点!?キンドルの読み放題サービスが実は工作に役立ちます!
今日紹介する商品がこちら!
今日紹介するアイテムが、こちらの『チョッパー』という商品になります。
また、ひとくちにチョッパーと言っても、何種類かのシリーズがあるので間違って違うシリーズのチョッパーを購入しないようにしてくださいね汗。
基本的な使い方のイメージを動画で確認!
チョッパーの基本的な使い方のイメージについて、動画で解説しました。
基本的な使い方のイメージ
まず最初に、基本的な道具のイメージを紹介させてください。
基本的なイメージとしては、カミソリの刃がついたようなレバーをギロチン式で下に押す事によって、対象の素材を押し切って切断する事が可能となるアイテムになっています。
このように、押し込んで切るというイメージはこんな感じですかね。
後は切りたい素材を置くだけで、短時間でスパスパと切ってくれますよ!
実際に木材を切断する流れを見ていきましょう!
それではお次に、実際にこの工具を使用して木材を切断していきますので、ぜひその流れなどを参考にしてみてください。
その①:鉛筆で切りたい部分に墨入れ
まず最初は鉛筆を使用して、木材の切りたい長さの部分に墨入れ(印をつける)をしていきます。
これがなくては何も始まりませんからね。
正確に長さを計っていきましょう!
その②:木材を工具にセットする
墨入れが終わったら、上の写真のように木材をセットしていきます。
ここで勘の良い方は、『刃と木材をどのようにして正確な垂直に合わせて切るんだ?』と思われるかもしれませんね。
一応そのことについて説明しておくと、以下の画像のように↓
この段差に木材を当てる事で、切断する刃と木材が垂直になってくれます。
便利ですね。
また、木材を置く位置に関しては以下のように↓
墨入れした線と、刃が下に降りてくるライン(※写真だと白の点々の破線部分)をピタリと合わせればOKです。
その③:レバーを下に降ろして切断
そして最後に、刃を下に降ろして木材を切断していきます。
これで切断は完了です。
かなり簡単な部類に入る切断だと思います。
切断に適した素材を動画で確認!
チョッパーの切断に適した素材(材料)について、動画で解説しました。
切断に適した素材
オススメ素材その①:1ミリや2ミリ、3ミリ厚の細い木材(角材や丸材)
ひとつ目に紹介する切断に適した素材は、上の写真のような『1ミリや2ミリ、3ミリくらいの厚さの木材(角材や丸材)』になります。
これらの素材と相性が良いおかげで、本当に建築模型を作る人には便利なアイテムになっています。
また、多少幅広の木材も切断可能となっているので、2×4比の木材も簡単に切断可能な所も評価が高いですね◎
オススメ素材その②:1ミリや2ミリ、3ミリ厚の細いプラ材(角材や丸材などのプラ棒)
お次に紹介するオススメ素材は、『1ミリや2ミリ、3ミリ厚くらいのプラ材(角材や丸材などのプラ棒)』になります。
その①で紹介した木材のプラ棒ver. と考えて頂くのが一番わかりやすいかと思います。
以上が、切断に適した素材になります。
切断に適さない素材を動画で確認!
チョッパーの切断に適さない素材(材料)について、動画で解説しました。
切断に適さない素材
お次は、この道具に適さない素材について書いていきます。
基本的には『幅が広くて厚い素材は、切断が難しい』と思っておいてください。
例えば、以下のような厚みが薄くて、幅が広い木材の場合を見ると↓
やはりこのように、切断するのは難しいですね…
ちなみに、刃の長さは約3.9cmとなっています。
もしも、幅が3.9センチ以上の素材の垂直切りを行いたい場合は、以下の過去記事で紹介したアイテムを使用するのがオススメです↓↓↓
ぜひこちらも参考にしてみてください。
厚さが5ミリを超えるものも難しい…
厚さに関しても、5ミリを超えるものを切断するのはちょっと厳しい気がします。
上の写真のプラ材は5ミリ厚のプラ角材になるのですが、これを無理やり切るとこうなりました↓
どうしても無理やり下に押し込む形での切断になってしまうので、このように切り口に歪みが出てしまいました。
なので、5ミリ厚以上の素材の切断はやはりちょっと厳しいかと思いますね。
自分の感覚では、1ミリ・2ミリ・3ミリの厚さの素材を切るのがベストだと感じます。
それでは最後に、最適素材についての事をまとめます。
- 基本は木材とプラ棒がオススメ!
- 刃の長さが約3.9センチなので、それ以上の幅の材料は切る事ができない
- 厚さに関しては、1ミリ・2ミリ・3ミリがオススメで、5ミリ以上は厳しい…
チョッパーで出来る特殊な切り方を動画で確認!
チョッパーで出来る特殊な切り方について、動画で解説しました。
チョッパーの魅力を掘り下げる
それでは次に、こちらの工具を細かいところまで掘り下げて紹介していきたいと思います。
その①:垂直切断の精度が高い
この工具で切断する事の魅力の一つに『切り口が垂直に切断される精度が高い事』が挙げられます。
この精度は、カッターと定規で切断しただけではなかなか出せません。
特にこういった垂直の精度に関しては、建築模型の柱を立たせたりするのに非常に重要なものになってくるので、建築系の学生に非常にオススメしたいですね。
その②:木材やプラ材の角度切りも可能
商品と一緒に付属されるこちらの『三角形アタッチメント』を使用する事で、木材やプラ材の角度切りも可能になります。
角度は具体的に、30度・45度・60度に切断できます。
使用例としては、以下のようにアタッチメントを取り付けて材料を切る事で↓
このような角度切りが可能となります。
その③:材料の長さの切り揃えが出来る
自分の手で木材を切断していると、どうしても上の写真のような『切った木材が1ミリや2ミリほどズレてしまう問題』が発生してしまいます。
この『切った木材の長さがズレてしまう問題』を解消できるのも、こちらの工具の魅力と言えるでしょう!
使うものは先ほど紹介したアタッチメントを使用していきます。
具体的な方法としては、まず最初に以下のようにアタッチメントを装着し、擬似的に垂直の状態を作っていきます↓
こんな感じですね。
あとはこのアタッチメントの三角形の側面に、先ほどお見せした『1ミリとか2ミリくらい微妙に長さがズレている木材』を置いていきます。
※置くときは、下のカッターマットの横線と平行になるように置くのがポイントです。
少しわかりづらいのですが、矢印で示した部分(白の破線の右側の部分)がバッサリとカットされます。
これによって、木材の長さを揃えられるというわけなんですよね。
このようにきれいに長さを整えることができました。
例え1ミリや2ミリの違いであっても、建築模型やドールハウスの家具製作などにおいて、その違いって結構でかいんですよね(^_^;)
家の柱が垂直に立たなくなったり、歪みが出てしまう事もしばしば汗
なので、材料の長さを切り揃えるという意味でもこの商品はオススメです。
※ちなみに、木材の長さが揃わない状態で接着し、出来てしまったすき間に関しての修正方法については、以下の過去記事でまとめてあります↓↓↓
こちらも合わせて参考にしてみてください。
その④:高速に同じ長さに木材を大量生産する方法
最後に紹介するのが応用編として、『木材を同じ長さに切っていくことに加えて、同時に短時間で切る』という至れり尽くせりなスペシャルな方法を紹介したいと思います笑(本当に使えますよ!)
使用するのは先ほどと同じくアタッチメントを使用し、そこから更に定規を使っていきます。
具体的にはこんな感じにセットしてください↓
補足説明した画像が以下になります。
こんな感じですね。(少しわかりづらくて申し訳ないです汗)
要は、アタッチメントを固定する場所を自分が切りたい長さの所に定規で合わせる事によって、同じ長さで何度も同じ材料を切れる事が可能となるんですね。
本当にオススメのカット方法なので、皆様もぜひ試してみてください!
替え刃の交換について動画で確認!
チョッパーの替え刃への交換について、動画で解説しました。
刃の消耗について
最後に、“刃”について補足説明させて頂きます。
マイナス点と言いますか当たり前の話なのですが、こちらについている刃は消耗品です。
何度も何度も使用しているうちに、以下のように↓
刃先が欠けたりしていきますので、どうしても刃を交換する必要が出てきます。
交換刃は日本でも購入可能です!
そしてこちらの交換刃は、幸いなことに日本でも購入可能です。
(むしろ交換刃が購入できないなら、この商品をオススメしてません笑)
その交換刃がこちらになります。
パッと見ショボそうに見えなくもないですが笑、以下のように↓
一袋に8枚も刃が入っていてかなりお得に感じます。
刃の交換方法に関しても、以下のように↓
プラスドライバーを使って交換するタイプなので、めちゃくちゃ簡単に出来ますよ。
このように替え刃の心配もありませんので、一度購入してしまえば長く使用できる商品だと言えるでしょう!
ネジの予備は商品の箱にしっかりと付いているので、安心して長く使えます!
上記の「刃と本体を繋ぐためのネジ」の部分に関してですが、上の写真のように箱本体に予備のネジがしっかりと付属しています。
ネジも長く持つとはいえ消耗品なので、メーカー側のこの配慮は嬉しいですよね。
チョッパーとマイターボックス&ノコギリとの使い分けについて
チョッパーと、こちらの「マイターボックス&ノコギリ」の使い分けについて、動画で詳しくまとめました。
それがこちら
こちらも合わせて参考にしてみてください。
簡単に動画の内容を説明すると、以下のようになります。
【チョッパーの場合】
- 1㎜・2㎜・3㎜の木材やプラ材(角材や丸材など)
【ノコギリ&マイターボックスの場合】
- 幅広系の木材
- 5㎜クラスの太めの木材やプラ材(角材や丸材など)
この『ノコギリ&マイターボックス』について詳しくは、以下の過去記事をご覧ください↓↓↓
【さいごに】チョッパーについてのまとめ動画の紹介!
今回紹介したチョッパーのまとめ動画がこちらになります。
こちらも合わせて参考にしてみてください。
値段を取るか?作業効率と作業精度、時間を取るか?
いかがだったでしょうか?
最終的にこの商品を購入するかどうかのネックは、“値段”だと思います。
安くはないですからね(^_^;)
結局最終的には、『値段を取るか?それとも作業時間の短縮と作業精度を上げるのを取るか?』という問題に落ち着くかと思います。
ですので、一応この記事内で書ける事は全て書いておきましたので、ぜひこの記事を参考にして検討してみてください。
また、これと似たような商品も複数あり、かつ、紛らわしいことに同じシリーズでもIとかIIとかⅢなどのver違い商品もありますので、自分が紹介した商品以外のものを購入しないように注意してくださいね。
高額商品なため、間違った時のミスが痛いですから(^_^;)汗
それでは今日はここまでになります。
ではまた!
【今日紹介した商品がこちら】
【※追記】ふたつのセット品も販売していたので紹介します
今回紹介した商品がセットになっているものが発売していたので、追記で紹介させてください。
それがこちら
トータルでの送料を考えると、僕はこちらのセット商品の方がオススメですね。
ぜひ、こちらも合わせて参考にしてみてください。
ー追記終了
工作全般における役立つ知識をまとめています!
ジャンルを問わず工作や木工、ミニチュア製作に役立つ内容を体系的にまとめています。
記事数も厳選してかなりわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
意外な盲点!?キンドルの読み放題サービスが実は工作に役立ちます!
こちらはキンドルの読み放題サービスになるのですが、意外にも工作やミニチュア製作全般に役立ちます。
使い方としてはこんな感じです。
- 自分の読みたい工作系の本をリストアップ
- リストアップした本が、アマゾンキンドルの読み放題サービスに対応しているか確認
- リストアップした本が多かった場合、30日間の無料体験に申し込む
といった流れですね。
特に、誰もが『30日間の無料体験期間』を与えられるので、続ける必要性を感じなかった場合途中解約することも可能です。(※その場合、もちろんお金もかかりません)
ですので、これを機会にぜひ色々な工作系のノウハウ本を読んで、色々な知識を取り入れてみてください!